遂に本命の方のMX-30発売開始。MX-30(EV)。

2021年3月2日


今のところマツダ・MX-30はEVではなくマイルドハイブリッドで登場


今のところマツダ・MX-30はEVではなくマイルドハイブリッドで登場で実際にはどんな形で登場するだろうと思っていたMX-30(EV)がついに販売開始されました。国内自動車メーカー初のSUVの電気自動車。

今回はリース限定などではなく、一般的な車と同様に売り切り型です。

MX-30(EV)はFF(前輪駆動)オンリーで4WDはない。

ホンダ・eがエンジンの呪縛から逃れるかのように駆動用モーターの搭載をリアにしたこととは対照的にMX-30(EV)は日産・リーフと同様にフロントにモーターを配置しています。
効率的にはそうなるんでしょうね。そして4WDの設定は今のところありません。

これでマイルドハイブリッドのMX-30には4WDが選べるというメリットが増えましたね😀

ボディカラーはいつもの

3トーンの塗装色を選べるのは嬉しい選択肢ですが、ラインナップされている基本のボディカラーはいつもの通り、白黒灰赤から自由に選んでネ♪といった感じです。ブランドイメージですね。

35.5kWhという駆動用バッテリーサイズと航続距離をどう見るか

最大出力107kW(145ps) 最大トルク270Nm(27,5kgm)というモーターのスペックはマイルドハイブリッド版の2Lエンジンと大差ない出力である一方、トルクにEVらしさの数字が表れています。

すると気になるのは駆動用バッテリーサイズです。これはホンダ・eと全く同じ35.5kWh。

MX-30(EV)はSUVというボディの分だけ不利になったのか航続距離は256㎞(WLTC)でベースグレードのホンダ・eよりも短く、上級グレードのAdvanceと同じぐらい。

 

すると私にとって気になるのは満充電時から実際何km走行できるか?さらに言えば航続距離が短くなる冬場やある程度の経年劣化後でも満充電ならば何km走れると見積もっておけば安全か?です。

細かい正確な実電費はレビューに任せるとして、後述するようにEVでは35.5kWhある容量をすべて使い切るということはするべきではなく、冬場は電気自動車の苦手な暖房も駆動用バッテリーからとらなくてはなりません。もちろん、充電ケーブルから給電をうけながらのプレ空調を最大限活用したとしても。

すると私的経験則上からの推測で恐縮ではありますが( ゚Д゚)!、カタログ上では256kmの航続距離といえでも大まかに言って150km、片道75kmぐらいが季節変動や経年劣化をも含めて安全に行ける距離だと考えます。カタログスペックの7割弱ですね。

もちろん、保証はしません。上記の例だと1kWhで6km程度走行する計算になりますが、これがとことん上りの峠道や高速道路でとばすことになれば4kmまで下がっても不思議はなくその場合、100km、片道50㎞となってしまいますが流石にこれは杞憂です。なぜならそんなにとばし続けられる道や高速走行でずっと上り続ける峠道がそうはないからです。

バッテリー消耗の観点から35.5kWhのうち常用できるのは7割の25kWh弱。この消費量は1kW12円ほどの毎日の夜間電力の時間で丁度充電するのに丁度よさそうです。1回約300円の計算です。

すると前述の雑な計算の航続距離しか走れないとしても魅力的な維持費になってきます。

毎日の利用距離が通勤のように一定距離と予想がつくものならMX-30(EV)は現実的なEVと言えます。ホンダ・eのように台数限定ということもありませんし。

 

グレードはEV/EV Basic Set/EV Highest Setで価格帯も450~500万前後と選べるものの、モーター出力や搭載バッテリー容量に違いはない

EVはグレードの高低は搭載バッテリー容量やモーター出力によって差をつけることが多いのですが、MX-30(EV)はその点については違いはなく、内外装や装備が充実することによってのグレード構成となっています。

 

 

気になるのは1台の車としてではなく、充電サポートや駆動用バッテリーの保証か

ここまで書いてきてMX-30(EV)については車両そのものについてよりもそれ以外のサポート体制についての方が気になります。
これまでEV/PHEVを販売してきた三菱、日産、ホンダはメーカーディーラーのほとんどに急速充電器を、そしてトヨタはPHVのために普通充電器を設置しています。万が一の時でも取り敢えずディーラーにいけば充電できるという強みがあります。
一方、マツダはこれが初めての市販EVですので各ディーラーに急速充電器がありません。もしかしたらすぐ設置されるのかもしれませんが…
さらに言えば道の駅などで一般向けに開放されている急速充電器を使うにはいわゆる充電カードを使うのですが、(※一見さん料金は凄まじく高い。)前述した各社は充電サポートをそれぞれ用意して専用のカードを発行して、充電できることにプラスしてオマケを用意しています。
これが今のところマツダにはありません。現在、もしこういったカードが欲しければ費用面から他社の日産ZESP3に申し込むぐらいしかありません。

最後に駆動用バッテリーの保証です。今現在市販されているEVはリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、多かれ少なかれ消耗し、新車の時ほど充電できなくなり、航続距離が短くなってしまうものです。
そのため、各社は8年あるいは16万キロだとか使用年数、走行距離によって一定以下の容量となってしまった駆動用バッテリーは無償で交換といった保証が用意されています。
これもMX-30(EV)にも用意されているのかもしれませんが、サイト上で明示してあるものは見つけられませんでした。