新しいパワートレーンは意外と目立たないマイナーチェンジのモデルから?ワゴンRとステップワゴン。

先日、スズキ・ワゴンRとホンダ・ステップワゴンがマイナーチェンジしました。
外観が大きく変わったわけではありませんから、それがどうかしたの?といった感じがするかと思いますが、メーカーもタイプも違うのに不思議な共通点があります。
それは他のモデルが最新のパワートレーンを積んで新登場!…とアナウンスされていたところにさりげなく先行してマイナーチェンジ時に導入されているところ。




スズキ・ワゴンR(OEM先のマツダ・フレアワゴン)はマイナーチェンジしてターボじゃない自然吸気エンジンはR06Dとなりました。ターボはR-6Aのまま。CVTも新しくしたらしい。
デュアルインジェクション採用、ボアストローク比まで変更したR06Dはフルモデルチェンジのハスラーから…ではなく、ベースのワゴンRもまとめてというのは意外な気もしますが、これはホンダのN-boxでNAのS07BにVTECを採用してまで性能を向上させたのと同様でしょう。


一方でホンダ・ステップワゴンのマイナーチェンジでi-mmdがe:hevとなったのは予想外でした。まもなく登場するアコードもe:hevとなりますが…
本来であればコンパクトカーのフィットから2モーターハイブリッドのe:hevを採用して新登場!となるはずでしたが、N-WGNと同じ問題で発売時期がずれ込んでしまいました。なお、新型フィットに用意されるはe:HEVの4WDはステップワゴンにはまだありません。
こちらはメーカーとしては意識せず順序が前後したものだと思います。

また、今までベースグレードでしかワクワクゲート”レス”を選べなかったことが解消されています。
さらにワクワクゲート搭載車向けに左右非対称な窓枠を目立たなくさせるリアコーナーガーニッシュまで用意されています。

そういえばN-WGNはリアブレーキをドラムブレーキからディスクブレーキへと変更することで販売を再開しています。

ではドラムブレーキの2019年型N-WGNと2020年からの生産再開後の前後ともディスクブレーキのN-WGNをもし数年後中古車としてどちらかを選ぶ?といったシチュエーションになったなら…同じ値段なら生産再開後のものを選びますね。
リアドラムブレーキの軽はありふれていますし、一方でリアもディスクブレーキといえば軽自動車に限っていえばS660といった趣向性の強いモデルぐらい?