今のところマツダ・MX-30はEVではなくマイルドハイブリッドで登場
欧州市場で電気自動車のMX-30が出ると聞いてからてっきりMX-30=電気自動車だと思い込んでいましたが、マツダは市場ごとに最適なモデルを投入するようで、日本市場ではとりあえずマイルドハイブリッド版のロータリーエンジンではない直列4気筒2Lガソリンエンジンと小型のモーターを搭載したMX-30が発売されました。
EVのMX-30を知った後だと今さら感があるかもしれないマイルドハイブリッド版ではあるものの、選択肢が増えるのは良いことなので新しいマツダの電動化車両を見ていきましょう。
目次
マイルドハイブリッド?それなら気になるモーター出力は?
最高出力5.1kW〈6.9ps〉/1,800rpm、最大トルク49N・m(5.0kgf・m)/100rpm
これがどのぐらいの出力かというとスズキ、日産や三菱の軽自動車に載っているマイルドハイブリッドのモーターの倍以上の出力ではありますが、スズキ・ソリオ/三菱・デリカD:2のハイブリッドあるいはスバルのe-boxer程の出力ではありません。
そのため2Lガソリンエンジン搭載でWLTCモード燃費15.6km/lと今となっては”妥当”な数値となっていて2モーターハイブリッド搭載の他車と比べてしまえば不利です。
なんというか本当にエンジンだけではどうしようもない領域を賄うためのモーターの様です。
多分運転して楽しいを優先したんでしょう。
スカイアクティブXみたいにマニュアルトランスミッションの設定はある?
残念ながらMTの設定はないです。
2wdか4wdのどちらも6速ATと組み合わせられます。
e-SKYACTIV Gはレギュラーガソリンだ。
スカイアクティブXはハイオク指定のため、e-SKYACTIV Gはどっちなんだ(。´・ω・)?と思うかもしれません。
ご安心ください。維持費が安い方のレギュラーガソリンです。
今後、燃費規制が厳しくなればe-SKYACTIV Xがデフォルトに?
選べるボディカラーはCX系より少ないΣ(・□・;)
MX-30はモノグレードでそれにパッケージを選ぶ方式です。
ですが、1つのパッケージあたり、選べるボディカラーは3つぐらい。
すべてのパッケージを通してみても白、黒、灰、赤から自由に選んでね(^^♪といった感じです。
最初から特別仕様車100周年特別仕様車の設定がある。
白×赤の組み合わせが好きならこれ以上理想的な特別仕様車はないのかも?
ある意味EV版が後から追加された時にこのカラーが設定される保証はないので敢えてマイルドハイブリッド版のMX-30を買う理由はここにもあるかもしれません。
ではEV版のMX-30ではないマイルドハイブリッド版のMX-30を敢えて選ぶ魅力は?
現在のマツダのSUVラインナップは充実しており・・・というかSUVだらけになっている中でCXではなく、MXという名前で分けるなら完全な電気自動車・・・の前に登場したのは2Lガソリンエンジンを積んだマイルドハイブリッドでした。
EV版は来年の追加らしいのでここで気になるのはマイルドハイブリッド版のMX-30の魅力は?ということ。
答えは簡単で実用性一辺倒ではなく、観音扉をはじめCX系とは異なったデザインを採用し、内装もユニークなスタイリッシュコンパクトSUVを242万円~というリーズナブルな価格で手に入れられる点。
そしてトヨタ・RAV4 PHVやホンダ・eのように駆動用バッテリー供給の観点から受注を止められることもない点でしょう。