噂通りの日本市場投入のトヨタ・カローラ クロス。ラインナップ的にライズ、ヤリスクロスとRAV4、ハリアーの間を埋め、CH-Rを補う。

2021年9月27日

先にタイ等の海外市場で市場投入されたことで噂になっていたトヨタ・カローラ クロスが遂に日本市場に芋登場しました。
海外使用との違いは、海外はSUVらしいタフさを前面に出したエクステリアで日本市場向けはカローラはじめ、ヤリスクロスやアクア といった同社のコンパクトカーとの共通間を持たせた都市派な印象となっています。
言うまでもなくもはやSUVだらけですね😅

 

非ハイブリッドのガソリンエンジンモデルのエントリーグレードなら199万9000円~という戦略的な価格で魅せる

ハリアーの時もそうでしたが大台切りで割安感を演出してくれます。
実際の売れ筋はハイブリッドで200万円台半ば~ではないでしょうか?

なんと非ハイブリッドの純ガソリンモデルには4WDは全く設定されない。ハイブリッドモデルE-Fourのリアモニターはもちろん数馬力。

カローラクロスはハイブリッドモデルにのみ4WDの設定があり、純ガソリンモデルにはその設定はありません。

セダン型のカローラとカローラツーリングと同様の構成ですね。

また、その4WDであるE-Fourに採用されるリアのモーターも数馬力である点も直列4気筒1.8Lエンジンであるところも他のカローラのパワートレーンと共通になっています。

1.2Lのダウンサイジングターボもなし…MTもなし…

 

誰が予想しただろうか?直列4気筒1.8L+CVTを積むSUV、カローラクロスとRVRの比較


カローラクロスのライバル車種は?と考えた場合に真正面からぶち当たるのはそうありません。

サイズが近いSUVでも、

分かりやすいモーターパワー→日産・キックス

意地でも1.5L死守→ホンダ・ヴェゼル

ディーゼルエンジン→マツダ・CX-30

水平対向エンジン→スバル・XV

等、個性で比較するならそれぞれカタログ上でも分かりやすい違いがあります。

ところがカローラクロスのガソリンモデルに対しては、同じくちょうど直列4気筒1.8LNAエンジン+CVTである三菱・RVRがビッグマイナーチェンジを果たしつつ、”10年選手”として未だ健在です。どちらもマイルドハイブリッドといった駆動系の電動化はなされておらず、同じ1.8Lエンジンといっても、カローラクロスはロングストロークで他社同様の現在の定番である一方、RVRはスクエアストロークの2Lエンジンをショートストローク化したようなエンジンという違いがあります。個人的には、ショートストロークエンジンの”元気さ”には好感が持てます

両車を比較するともちろん後発のカローラクロスの有利は当然なので、ここからはRVRに軍配があがるところをみていきます。

意外なことにRVRはWLTCモード燃費の市街地モード燃費では僅かながらカローラクロスよりも良好です。0.1km/Lの差なので単にアイドリングストップの有無の違いがでたのでしょう😅

それは冗談程度にしておいて、さらに挙げれば、それは”ガソリンタンク容量”、、”本格的な4WDも選べる”、"パドルシフトがパドルシフト然としている“、”すでに特別仕様車のブラックエディションの設定がある”、そして”サンシャインオレンジメタリック”。

非ハイブリッドのカローラクロスのガソリンタンク容量は47L。対してRVRのそれは60Lです。もともと一定距離以上を実現するためのガソリンタンク容量なので航続距離としてはそれほど変わらないかもしれません。しかし、ガソリンスタンドの淘汰が進む昨今、一度にたくさん給油しておけるのは、大規模自然災害に備えられるという点でも燃費のノビがそこまで期待できないような道路状況下におけるメリットではないでしょうか。遠出したさきでの給油を心配しなくて良い航続距離を実現できるガソリンタンク容量だと思います。

次に、4WDについては言うまでもありません。フロントに積まれたエンジンの駆動力をプロペラシャフトを通して適切にリア屁と伝達し、全輪を上手く使ってくれます。SUV=ヨンクが欲しいという図式がきちんと成り立ちます。

そして、RVRにはSUVらしいアクティブさを演出してくれる鮮やかなオレンジがある( ´艸`)

 

カローラクロスは今後ダウンサイジングターボの1,2LエンジンやMT、そして特別仕様車の登場の余地はあると思うので、つい最近決まったようなエスクァイアのように一代だけで終わらず、てこ入れも期待できそう😀

そして今後、”RVR PHEV”として現在のエクリプスクロスPHEVよりも低価格化を実現出来れば、それはカローラクロスのハイブリッドの最上級グレードやフルオプションと価格的にいい勝負となりつつ、前後2つの大きなモーターがもたらすパワーとトルク、安価な電気代による維持費などなどPHEVならではのハイブリッド以上の魅力を実現してくれそうなのでそちらにも期待してしまいますね😃😄