ディーゼルエンジン搭載のキャラバンもマイナーチェンジ。注目はエンジン。
昨年にキャラバンがマイナーチェンジしたときはNV350といった呼称が取れて愛称だけのキャラバンになり、先に欧州市場で展開しているようにインターロックグリル顔の見た目になったほかはトランスミッションがそれまでの5速ATから7速ATへと進化した以外は特筆すべきところは無いように感じました。
しかし、今回ディーゼルエンジン搭載モデルは変化の少ない商用車では"かなり"といって良い変更があります。いい意味で(∩´∀`)∩
残念なのはMTが完全に消えうせたところとディーゼルのワイドボディが用意されないところぐらい。
キャラバンがトヨタ・ハイエースに勝っているところといえば第一に”盗まれない”だったところにハイエース以上のトルク、変速段数といった分かりやすい長所が追加されたといって良いでしょう。
カタログスペック上ではディーゼルエンジン搭載モデルの一部では僅かながら燃費についても言えますね。
新エンジンは”4N16”トランスミッションは7速AT
“4N16”というエンジン型式をみて「あれ?日産っぽくない(・・?」の思ったなら正解です。
その通り、これはアライアンスを組む三菱製のエンジンであり、エクストレイルのクリーンディーゼルがラインナップ落ちしている現状、キャラバンのためだけに新型エンジンとはならず、アライアンス内で最適なものを用意したのでしょう。
その結果、排気量では2.8Lのハイエースよりも小さい2.4Lであるにもかかわらず、ハイエースの最大トルク300N・mよりも大きい370N・mであるためトルクでは圧倒しています。
それに組み合わせられる7速ATの変速比をみてみるとハイエースの6速ATより単純に高速走行に向いているかといえばそうでもなく、どちらかといえば低速域での利用を重視したような感じになっています。
つまり、ハイエース以上のトルクを実用域で最大限活用してくれる極めて実用性重視で現実的な組み合わせといえるのではないでしょうか。
いすゞ・コモにもディーゼルエンジン搭載モデルが追加される?
2022年現在、商用車においてマイナーな車といえばいすゞ・コモとUDトラックス・カゼットが1,2を争う存在だと思います。
前者は日産・キャラバン、後者は三菱ふそう・キャンターのOEMでマイナーチェンジ後も継続されています。
コモは現在のところ先にマイナーチェンジしたガソリン搭載モデルのみラインナップされています。
今後ディーゼルエンジン搭載モデルも展開されればいすゞで三菱製のエンジンを積んだ車が販売されるという初?の状況になります。
なお、他のキャラバンOEM車としては中東市場にて三菱ふそう・キャンターバンがあるので、三菱製のエンジンを積んだ車が三菱ふそうで販売されるというここ最近では予想外のことも発生するかも?
4N16エンジンが日本市場で販売されるということは・・・
4N16は三菱・デリカD:5の4N14や海外市場のパジェロスポーツの4N15とボア径は同じ86㎜でストローク長の違いで排気量が異なっています。
4N14はデリカとエクリプスクロスのクリーンディーゼルとして市販された一方、4N15についてはパジェロスポーツ、トライトンに搭載されるものの、日本市場には導入されていません。
てっきり法規制対応が難しいものかと思っていましたが、それ以上のサイズを新型キャラバンに載せて日本市場で販売できるということは、技術的に4N15搭載の車を日本市場で展開するのは不可能ではないようです。
電動化の波を前にしては困難なことは分かりきっていますが、パジェロスポーツ、トライトンが日本市場に導入されて賑わってくれればなあとは思います。
どうなる?ハイエース、キャラバンの今後
今回も電動化とは一切関係ない変更にとどまりました。
キャラバンは7速ATが搭載されたとはいえスカイラインハイブリッドのようなハイブリッドシステムを搭載することはe-powerとEVが推されている今となっては今更感が強いですね。
今後ハイエース、キャラバン相当の車が衝突安全性のためにセミキャブオーバー化するかハイブリッドを通り越していきなり電気自動車となるかは分かりませんが、モデルスパンが長いところビッグマイナーチェンジされるのは極めて魅力的であるのは確かです。
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